本日は、「骨盤矯正で成功した治療家」「失敗した治療家」の違いについて解説してまいります。

初期の頃は集客に苦労する

私の知り合いに2人の起業した治療家がおります。片方の治療家は軌道に乗って成功し、もう片方の治療家はうまくいかなくなって治療家を止めてしまい、違う仕事をすることになりました。

「二人にはどのような考え方の違いがあったのか」について、参考になることが多いのではと思い、こういったテーマを取り上げました。

最初に、二人とも当然ながら初期の頃、集客にはとても苦労しました。成功した治療家は、「創業時は2日でパン1個しか食べれなかった状態がずっと続いた」と話していたことがありました。

これを聞いたとき、病気にならなくて本当によかったと思いましたが、起業というのは、それだけ厳しい現実があります。おそらく「明日食べるものも心配だった」という経験は、起業された人なら体験している人も多いのではと思いますが、ここで紹介している、成功した治療家も起業時は大変な状況でした。

もう一人の方も、創業時はなかなか大変で、「2日でパン1つ」というほどひどくはなかったのですが、運転資金が回らないため、夜間はアルバイトをしながら治療家で独立できるように、頑張り続けていました。

どちらも諦めずに治療家を続けていたのですが、片方は成功して、もう片方はうまくいかず治療家を止めてしまいました。

能力・施術の経験は失敗した治療家の方が優れていた

中には、「途中であきらめたからいけないのではないか」と言う人もいるでしょうが、実はもう一つの違う見方があります。「能力や施術の経験の差ではないか」と思う人もいるでしょうが、実際、能力と施術の経験について、2人を比較するとむしろ、失敗した治療家の方が数段優れていました。

これを聞くとびっくりするかもしれないですが、失敗した治療家の実家は治療院で、長年、そこで修業してたんですね。実家は結構有名なカリスマの治療家で、院長は女性でいわゆる女傑タイプです。

患者さんに厳しいことをズケズケ言うタイプの院長でしたが、腕がとにかくいいんですね。宣伝しなくても向こうから患者がやってくるわけなんです。このような実家の治療院で、長年、修業をしていたため、治療の腕も相当なものでした。

ある日、私も腰が長年痛かったので、治療をしてもらったところ、本当に腰が楽になったんですね。過去にいろんな治療家から、試しに施術をやってもらったことがありましたが、数段優れていました。だけど、実際起業したら上手くいかなかったのです。

これに対し、もう一人の成功した治療家は、もともと田舎のサラリーマンでした。ただ、サラリーマン生活は持病持ちもあったため体がきつくて大変だったと言っていました。
持病持ちのため仕事が思うようにいかず、ある治療家に施術してもらったら、体が良くなって感激したんですね。こうゆう体験をして、「自分も苦しんでる人を治療できる仕事ができたらいいな」と強く思うようになりました。それから、サラリーマを辞めて、治療の学校に行って、卒業後はどこかの治療院で修業し、数年後に起業したんですね。

2人を比較したらスタート地点はカリスマ先生の下で働いていた人の方が有利な環境でした。しかし結果は、能力と施術の実践経験が少ない人の方がうまくいったのです。
(続く)

骨盤矯正で成功した治療家、失敗した治療家の違い


1.骨盤矯正で成功した治療家、失敗した治療家の違い
2.初期の頃、集客に苦労するのはどちらも同じ
3.能力・施術の経験は失敗した治療家の方が優れていた
4.宣伝の考え方に大きな違いあり
5.最後まで粘り抜く