本日は前回の続きとなる「シンデレラ商品」、そして「3つの収益の柱をつくる」について解説致します。

前回、シンデレラ商品は多くの会社に存在するお話をしましたが、この考えは治療院にも当てはまり、多くの似たような事例がありました。当時と違い、今ではインターネットが存在するので、「シンデレラ」は、ホームページのアクセス解析からも見つかることがあります。

ただ、私の経験では、アクセス解析で見つかるよりも、毎月、どういった新患さんが来られたかをまとめた現場のデータから見つかる場合が多かったです。

これはクリニックの事例になりますが、新患さんの来院の理由、「自律神経失調症」「うつ病」「パニック障害」などの症例の統計を毎月とるようにしていました。その中で、ホームページに載せていない症例で来院がポツポツあるんですね。

ホームページに掲載していないので、そこでホームページにその症状の記事を少し加えたところ、その症例で新患があっという間に2倍3倍の来院増となったんですね。

もう一つ鍼灸院の例をあげると、女性疾患の各症例をホームページに記載したら、ある症例にやたらとアクセスがくるページがありました。
それほど真剣にページを作っていなかったので、詳しく調べたところ、ニーズがあることがわかりました。そこでページの内容を充実したところ、新患が急増して二つ目の収益の柱となったこともありました。

例を上げれば自律神経失調症、頻尿や尿漏れ、五十肩、坐骨神経痛など、今まで完全にノーマークだった症状がメインの収益の一つになることもあるんですね。

このシンデレラの考え方は、商品販売だけでなく、治療院そしてその他のサービスにも十分当てはまるわけなんですね。

新市場開拓法No.4:収益の柱は3つ以上あるとよい

こういった見方は多くの業界でまだまだ気づいていないように思えます。商品販売はもちろん、メーカー、サービス業、治療院にも十分に当てはまっていて、そこから第2、第3の収益の柱を見つけられる可能性を秘めているのです。

ということで収益の柱はできれば3つ以上ほしいです。一つの分野で80%を占めていたら、この分野がだめになったらほぼ倒産状態になります。収益の柱が2つでも半分の利益がなくなるのはかなりの痛手になります。

しかし、もし収益の柱が3つあり、それぞれのシェアがほぼ3分の1であれば、一つなくなっても7割の利益が確保できるわけです。痛手には違いないですが、倒産のリスクを回避できるようになるわけです。

こういった理由から、収益の柱を最低でも3つ以上作ることが安定経営を実現する望ましい経営の姿と考えます。

(次回に続く)

治療院の成功戦略「新市場開拓法」


一分野の危険性
「グー」「チョキ」「パー」戦略
「シンデレラ商品(一倉定氏)」 
「シンデレラ」は治療院にも当てはまる
収益の柱は3つ以上あるとよい