前回に続き、個人スクールの集客・宣伝法について解説いたします。

当スクールの弱み分析

次に、依頼のあったスクールの強み、弱み分析を行ってみました。まず、弱みの方から解説しますと、設立したばかりなので、実績は全くありません。実績がないので生徒が0人で、先生も創業者本人の一人しかいません。先生が一人、生徒が0人で、教室部屋も当然一つです。

これに対し、大手スクールは実績豊富で、生徒がたくさんいて、先生も複数いて、教室もたくさんある、過去の資格取得者数も豊富です。こういったところと、弱みの部分でまともに戦っても当然勝てる見込みはありません。

ただどんなに大きく実績のあるスクールにも弱みやスキマがあります。そこで、依頼のあった当スクールの強み客観的に調べてみました。

当スクールの強み分析

まず1番目として、「駅前にある」ということです。駅から歩いて2分前後なので、地方の人は、東京に行かなくてもよくなり、しかも駅前なので通いやすくなります。

二つ目は、「夜間の授業」がある点です。夜間の授業があれば、昼間、働いているサラリーマンでも、仕事帰りに寄ることができます。つまり、働きながら勉強することができるという強みがあります。

3つ目に、短期、基本、応用コースのように、自分の都合に合わせてコースが選べる点です。短期で学びたい人は短期コース、しっかり学びたい人は応用コースを選ぶなど、コースが選べるようになっています。

4つ目としまして、受講費がとても安いというメリットがあります。先ほど説明した応用コースであっても、東京のスクールと比べると確か半額~1/3ぐらいの料金でした。短期コースであればさらにもっと安くなり、10万円以下になります。

5番目に、この点は本当に素晴らしいと思いましたが、独立支援と就職支援のしくみを充実させていたわけなんですね。よく準備できたというぐらい強みの一つでもありました。

6番目として、一括支払いは難しい人には、分割払いを可能にしている点です。このように創業仕立てのスクールならでは強みがあったのです。
(続く)

個人スクールの集客・宣伝法


■スクールを県内に設立したが、生徒が集まらなかった。
現状:県内の生徒は東京の学校まで通っていた
■自社とライバルの強み・弱み分析を実施
なぜ、県内のスクールでなく、遠い東京まで通うのかを調査
■ライバルスクールの強み分析
①先生の人数が充実 ②長年の運営実績
③資格の取得実績が豊富
④生徒が多い ⑤教室がいくつもある  ⑥認知度が高い
■ライバルスクールの弱み分析
①授業料が高い
②夜間がなく、サラリーマンは厳しい
③他県から通うのがしんどい
■当スクールの弱み
①実績がまったくない ②生徒は0人 ③先生が1人のみ
③部屋は一つ
■当スクールの強み
①駅前すぐ(地方の人は通いやすい)②夜間あり(サラリーマンでも通える)
③短期、基本、応用コースあり ④受講費がとても安い
⑤独立・就職支援あり ⑥分割可
■強みを中心に宣伝
①2か月間、検索エンジン広告で試したがイマイチ
②ディスプレイ広告 成果多数→費用帯効果がとてもよい