前回に引き続き、社労士、会計士、税理士の宣伝法について解説してまいります。

助成金の一部を報酬としていただくモデル

大きな企業になるほど採用人数が多くなります。採用助成金は「1社いくら」でなく、「1人いくら」でいただけるんですね。そのため、採用人数が多い企業ほど助成金の総額が大きくなります。

つまり、社労士がどのようなビジネスモデルをつくったかと言えば、助成金がもらえたらその一部を報酬として企業からいただくという成功報酬モデルになります。(一部、手付金として事前にいただき、残りは助成金の審査が通ったのちに支払う方式をとっていました)。
このモデルであれば、採用する企業としてもリスクを抑えられるようになるんですね。

特に採用助成金は、採用人数が多いほど報酬額も大きくなるので、大手と契約できれば1社だけの契約で高収益になります。このように、助成金の申請代行で新規のお客様を獲得し、これを契機に通常の社会保険、労務管理の顧問契約にも結びつけやすくなります。

業界に特化した会計業務の成功事例~税理士・会計士編

あと、会計士、税理士の事例になりますが、ほとんどの会社ではすでに税理士、会計士と契約していて、これから新しい契約先を探すのはとても骨が折れます。

こういった競争の激しい中、顧客獲得に成功している会計士がおりまして、その会計士はお客様を治療院に特化したんですね。業界を絞り込んだところ、お客様が次第に集まってくるようになり、支店もいくつか出すことに成功しています。

さらに特定の業種に特化したので、治療院に関する様々な良質の情報が入ってくるようになるのです。
(続く)

社労士・会計士の集客「特定の分野、市場の囲い込み戦略」


1.社労士→助成金の申請代行業、採用支援
2.税理士→治療院に特化した会計業務
3.競合が少なければ価格競争になりにくい
4.メルマガ、ブログ、セミナーで有益な情報を提供
5.自分をブランディングする