本日は、治療院の成功戦略、リピーター獲得法『予約の取りかた』について解説致します。

リピーター獲得法No.2:次回の予約を問うときは注意が必要

2番目の「次回の予約を問うときは注意が必要」という項目になりますが、リピーターの獲得について、意外と知らない人、あるいは誤解している人もいるように思います。例えば「次回の予約を必ず聞くようにしてください」とコンサルからアドバイスされることもあるかと思います。

もちろん、患者さんに話して予約を取った方がいいのですが、なぜ通院するのかという理由を患者さんが腑に落ちていないと「ずっと通わされるのではないか」と思われてしまうんですね。それで、いつまで通ったらいいかわからないため、次回から来なくなってしまう恐れがあるわけです。

先生にとっては患者さんに説明したつもりになっているのですが、患者さんには耳に入ってない、伝わっていないことが意外にあるのですね。だから次回の予約をとるときの説明の仕方はとても大事になると思います。

あとポイントを貯めていくという考えもあります。ただ、レストランや食事処、あるいはエステならポイント制は確かにお得感が出てプラス効果はありますが、治療院では、患者さん目線から考えるとどうかなって思うところがあります。私としては治療院はお得感でやるようなところではないと考えています。

リピーター獲得法No.3:患者さん目線で説明

それ以上に、私は予約の取り方が大事だと考えています。これはやはり患者さん目線で考え、見ていかなければ判断を間違えてしまうんですね。
では、患者さんは何を求めてるかといったら、悪いところを治して欲しいわけなんですね。

「治してくれるんだったら、あるいは治る確率が高いのであれば、お金がかかってもしばらく通おうかな」って思うわけなんですね。そうでないとわざわざ治療院に足を運ぶことはしないのです。

こういった理由から、患者さんに「ゴール、未来がどうなるか」ということを患者さんにわかりやすく説明する必要があります。

一例になりますが、初回の治療で一時期、体が軽くなることもあります。患者さんは嬉しくなり、そこで先生から患者さんに「1週間に1回は通ってください。」と説明したとしますね。

ただ、時間が経つと戻ってしまうことはよくあるんですね。そうなると、患者さんは「やっぱり治らないじゃないか。違う治療院を探そう」と思ってしまうことがあります。
この場合は、先生は患者さんが満足したものと思って次回は来るだろうと思っていたけど、患者さんはむしろ誤解して伝わっているんですね。この原因は、患者さん目線に立っていないことから起きる誤解でもあります。

(次回に続く)

治療院の成功戦略「創業戦略編」


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