本日は治療院の創業戦略編Part2として、2番目の『特定の症例に絞る』について解説致します。

成功戦略No.2:特定の症例に絞る

「特定の症例に絞り込む」・・・

これはどういうことか、実際の治療院の例でいいますと、例えば骨盤矯正の専門治療がありますね。『骨盤矯正』は『骨盤調整』とも言われることがありますが、歪んだ骨盤のバランスを整える、あるいは正常な姿勢に矯正することを目的とした治療になります。

それから不妊ですね。ほとんどの患者さんは女性ですが、不妊に特化した治療院があります。骨盤矯正は主に整体院や整骨院が行い、不妊については鍼灸院や整体院が行っています。また、不妊専門のクリニックもあります。

あと、腰痛を専門あるいはメインの治療としていたり、五十肩や四十肩を含めた肩の痛み全般をメインに行っている治療院があります。

ただ、腰痛や肩こりの治療は、すでに駅前や駅周辺だけでなく、自分の住んでいる地域の近くでも行っている治療院があり、今後も競合は増えると思われます。

あと、スポーツ整体、スポーツ鍼灸があります。これはスポーツ分野に特化、あるいはスポーツ関連の施術を中心とする施術家ですね。こういった治療院もあります。

それから美容整体、美容鍼灸を行う治療院もあります。中には小顔矯正を行っている整体師もおりますが、こうゆう分野も美容整体に含まれるかと思います。

ただし、ここで気をつけてほしいのが、美容施術を行っている先生が、不妊の施術をできるかといったら、それは相当厳しいということです。
例えば、不妊であれば基礎体温や排卵のしくみはもちろん、西洋医学の不妊治療の知識に精通している必要があります。

不妊治療に来られる患者さんの多くは、すでに西洋医療の治療を経験している患者さんが多いわけです。妊娠体質をつくる運動法や体を冷やす食品、温める食品などにも聞かれることがあり、膨大な知識が必要となってくるわけなんですよね。

もし、「病院で頸管粘液検査や卵胞チェックを行い、異常なしと言われましたが、これについて先生はどう思いますか」と尋ねられた時、チンプンカンプンで答えられなかったら、「あらっ、この先生はこんな基本的なことさえ知らないんだな」と患者さんに思われてしまいますね。

そうなると患者さんにとって満足のいく治療ができなくなり、結局、次回から患者さんが来なくなってしまうわけなんですよね。さらに口コミで悪い評判をかかれたりすれば、悪い評判が広まることさえあります。

これは、美容鍼灸においても言えることなんですね。やはり創業時において、一人の先生が同時に複数の分野を極めるのは難しいです。

今、軌道に乗っている治療院は、初期のころは「自分の強味は何か」を明確にし、自分の強みや得意分野から攻めていったわけなんですよね。
このように、創業期においては、自分の得意分野に絞って治療を行うことが大事になってくるのです。
(次回に続く)

治療院の成功戦略「創業戦略編」


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