リスティング広告の品質スコアとは
品質スコア(あるいは品質インデックス)をご存じですか。品質スコアが高いほど、安いクリック単価で広告枠の上位に表示されやすくなります。
※Google広告では品質スコア、Yahoo広告では品質インデックスと呼ばれます。ここでは品質スコアで統一いたします。
私の方で管理しているリスティング広告は、クリック単価が他の業者よりもずいぶん低いといわれます。この理由を一言でいうと、設定キーワードの品質スコアが高いことにあります。
品質スコアは十段階で評価される
Google広告、Yahoo広告の両方とも、品質スコアは1~10の十段階で評価されます。
高評価は8~10になり、並みの評価は6、7です。そして1~5は低評価といわれています。低評価のキーワードは、当然クリック単価が高くなります。
もし低評価のキーワードがたくさん増えると、トータルのクリックコストは高くなっていきます。
そのため設定キーワードはできるかぎり、品質スコアの高いキーワードで設定するのが理想です。
また品質スコアの低いキーワードが増えていくと、今まで品質スコアが高かったキーワードにも悪影響を及ぼします。すなわち今まで高評価だったキーワードまで、品質スコアが低くなる傾向にあります。その結果、ほとんどのキーワードが低評価となり、広告コストがものすごく高くなってしまうのです。
品質スコアを高めるためには
では品質スコアを高めるには、どうしたらよいでしょうか。
一つ目はクリック率の向上です。設定キーワードに対するクリック率が高いと、品質スコアは高くなる傾向があります。
具体的な対策として、「品川 心療内科」というキーワードで検索したとします。このとき広告文にも、「品川区 駅前すぐの心療内科」のように、「品川」「心療内科」というキーワードが記載されていることが望ましいのです。
とくにYahoo広告では、「品川 心療内科」と検索した時、下図のように「品川」「診療内科」というキーワードが太字で表示されます。
当然、太字で表示されている広告は、ユーザーから見ても目立つため、クリックされやすくなります。
YahooもGoogleも広告をクリックしてほしいわけです。なぜならたくさんクリックされるほど利益が上がるからです。
もちろんキーワードと広告が一致していても、クリックした先のページがキーワードや広告と関連性のないたページであれば、成約率は下がってしまいます。
たとえば「頭痛 鍼灸 葛飾区」で検索して広告をクリックしたところ、リンク先のページに頭痛の記事が書かれていなかったらどうでしょうか。
成約率は落ちるでしょうし、キーワードとページに関連性がまったくない場合には広告停止になる可能性があります。
このようにキーワードと広告、リンク先のページはそれぞれ関連していることが望ましいのです。