本日は治療院の成功戦略、リピーター獲得法について解説致します。

前回にも解説したように、今回の集客講座における治療院の対象は、「整体院」「鍼灸院」「整骨院」、そして「クリニック」になります。そして治療院とは異なるものの、エステサロンの経営者にとっても、参考になる事例が多々ありますので、お役立ていただけると思います。

今回はリピーター獲得法について説明しますが、簡単なようで簡単ではない。多くの治療院が大変苦労されているわけなんですよね。そこで私の経験も踏まえ、「こうやったらリピーターを獲得できた」「リピート率が高まった」という実際の事例を簡単にまとめておきましたので、これらについて、随時解説していきます。

リピーター獲得法No.1:小冊子をプレゼント

まず、1番目としまして、『小冊子をプレゼントする』ことにしたわけなんですね。小冊子と聞くと、何だかつくるのが難しそうと思う人もいるかと思いますが、そんなに立派なものをつくる必要はなく、原稿はワードでつくったものでもよいです。

サイズは、A4のような大きいものではなくて、B5サイズの小さなものです。ページ数は最低10ページあれば良いです。あんまり多すぎてもよくないので、10ページから20ページぐらいでよいかと思います。

小冊子の内容は、以前にブログとかメルマガを使っていた場合は、そこからよいものを抜き出してもいいです。もし、ブログ・メルマガを使ったことがなければ、まずはブログを立ち上げて下書き風に作ってから小冊子に転用するのもよいし、いきなり小冊子の原稿を書いても十分と思います。

ただ、字ばかりをたくさん書いても、患者さんから「こんな難しいものをもらっても迷惑だ」と思われたら逆効果になりますので、患者のためになるもの、参考になるものを載せた方がいいと思います。

例えば、自律神経失調症の患者さんなら、「自律神経を調整する体操」を紹介するとかですね。小冊子を「自律神経調整法」というタイトルにして、ポーズや体操を紹介する小冊子でもよいでしょう。

小冊子でなくても、来院するごとにB5サイズ1枚で一つの体操法を解説したものを渡すのも悪くありません。ただ、この場合、普通の印刷用紙を使うと、薄くて安っぽくなり、すぐにゴミ箱ポイになります。見た目は高級感のある品質のよい厚紙を使うことが望ましいです。

原稿はわざわざイラストレーターに外注する必要はなく、ワードでつくったもので十分です。少しワードの操作に慣れていれば、ネット上で無料で配布している冊子用テンプレートを使って豪華感を出す方法も有力です。

あえてテンプレートを使わなくてもよいのですが、あくまで「患者さんのためになる」「参考になる」ことが大切です。

このように、こういう資料を渡すだけでも、他の治療院と大きな差別化になるのです。
(次回に続く)

治療院の成功戦略「創業戦略編」


小冊子をプレゼント
次回の予約を問うときは注意が必要
患者さん目線で説明
ゴール「未来」がわかるようにする
医療ガイドラインには留意する