Googleサーチコンソールはホームページの健康状態を診断するツール

Googleサーチコンソールをわかりやすく説明すると、ホームページの健康状態を確認できるツールです。ホームページに重大な問題点やエラーがあればその内容を知らせ、さらにホームページの改善点のヒントを見つけることのできる、ホームページ集客に欠かせないツールの一つです。

グーグルアナリティクスとサーチコンソールの違い

機能を紹介する前に、Googleサーチコンソールとアナリティクスの違いを紹介します。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、ユーザーが自社のホームページに訪問した後の、ホームページ内部の行動を分析します。

  • どこのサイトからやってきたか
  • どのページがよく読まれているか
  • どのくらいの時間、ホームページに滞在したか

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、自社のホームページに訪問する前のユーザーの行動を分析します。

  • どの検索キーワードでやってきたか
  • 検索されたときの表示数はどのくらいか
  • 各キーワードでどのくらいクリックされたか

サーチコンソールの最低限おさえておくべき6つの機能

Googleサーチコンソールには多くの機能が備わっていますが、使いこなせない人が多いのも事実です。そこで最低限、おさえておくべき機能をお伝えします。

URL検査

■新しく作ったページを最速で表示させる
■作ったページが検索エンジンに認識されているかを調査する

新しく作ったページは、何もしなくてもやがてグーグルのクローラが認識して、検索結果に表示されます。しかし表示されるまでに数週間、時には数カ月かかってしまうこともあります。

そこで、新しいページを最速で検索エンジンに認識させるツールが、URL検査になります。


検索エンジンに認識されていない場合は、検査結果で「URLがGoogleに登録されていません」(下図の③)と表示されます。

②カバレッジ

カバレッジでは、検索エンジンに認識されていないエラーページを知らせてくれます。そして表示されないエラーの理由を確認できます。

③検索パフォーマンス

検索パフォーマンスでは、「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」 「平均掲載順位」を確認できます。
下記はユーザーが検索したキーワードのクリック数、表示回数、掲載順位になります。


下図のように、ページ毎に確認することもできます。

④モバイル ユーザビリティ

スマートフォンで表示した時の問題点をお知らせする機能です。モバイル表示の最適化を確認するうえで、欠かせない機能です。

⑤ウェブに関する主な指標

ウェブに関する主な指標では、主にページ表示速度の状態を表示します。
「良好」、「改善が必要」、「不良」の3段階で判定されます。

ページ表示速度の最適化は、とても大切です。グーグルの公式コメントにおいても、ページ表示速度について次のように発表しています。


  • ページの読み込みに時間がかかると、直帰率に深刻な影響を及ぼします。
  • ページの読み込み時間が 1 秒から 3 秒に増加すると、直帰率は 32% 増加します。
  • ページの読み込み時間が 1 秒から 6 秒に増加すると、直帰率は 106% 増加する。

ページ表示速度が遅いため、イライラしてホームページから離脱した経験はあるかと思います。しかし自社のスマホサイトの表示速度を確認している人は、意外と少ないのです。

ページの表示速度に問題があると、Googleの評価を落とし、検索順位を大きく下げる原因になるため、早めに改善するのが望ましいです。

⑥サイトマップ

サイトの構成を変更した時、新しくサイトを作成した時、サイトのページ情報を丸ごとグーグルにお知らせできるのが、サイトマップ機能になります。サイトマップを送信することで、サイトの全ページがGoogleに早く認識されるようになります。