本日は個人スクールの集客・宣伝法について解説いたします。
個人スクールを設立したが、生徒が集まらない
まず、どのような依頼内容かを説明しますと、スクールを県内に新しく設立したけど、生徒がなかなか集まらなくて困っているという内容でした。現場の様子を確認したところ、今、県内の人たちは東京の学校まで通っているということを伺いました。
県内には学校は少なく、特に県南の人はわざわざ遠い東京の学校まで通っているという現状がありました。県内にスクールがあれば遠い東京まで通わなくてもすむと考えて、スクールを設立したのも理由の一つのようです。
しかし、2ヶ月経ってもまったく生徒が集まらず、相談がありました。そこで原因を調べて対策を打つために、自社とライバルのスクールの強みと弱みの分析を行いました。
ライバルスクールの強み・弱み分析
なぜ、県内のスクールには行かずに、わざわざ遠い東京のスクールまで通うのかを調べるために、ライバルスクールの強み・弱み分析を行いました。まず、強みの方から説明します。
1つ目として、先生の人数が充実していたということがあげられます。2つ目に長年の運営実績があったという強みがあります。
3つ目は、先生の数が豊富で長年の運営実績があれば、生徒の資格取得数の総数も多くなります。そして4つ目として豊富な実績があるから生徒が多くなってきたんですね。
生徒が増えれば5つ目として教室も増え、6番目としてスクールの認知度も上がってくるようになります。このようにライバルスクールには数多くの強みがあります。では、「弱みはないのか」といいますと、どんなに実績のあるところでも必ずスキマや弱みがあります。
そこで、弱みの方を分析したところ、授業料はとても高いというのがありました。それから、夜間授業はないので、サラリーマンが通うのがかなり厳しい状況でした。
それから他県から東京まで通うのが結構しんどいという問題がありました。まとめると、「授業料が高い」「夜間授業がない」「他県から通うのが大変」という3つの弱みになります。
(続く)
個人スクールの集客・宣伝法
■スクールを県内に設立したが、生徒が集まらなかった。
現状:県内の生徒は東京の学校まで通っていた
■自社とライバルの強み・弱み分析を実施
なぜ、県内のスクールでなく、遠い東京まで通うのかを調査
■ライバルスクールの強み分析
①先生の人数が充実 ②長年の運営実績
③資格の取得実績が豊富
④生徒が多い ⑤教室がいくつもある ⑥認知度が高い
■ライバルスクールの弱み分析
①授業料が高い
②夜間がなく、サラリーマンは厳しい
③他県から通うのがしんどい
■当スクールの弱み
①実績がまったくない ②生徒は0人 ③先生が1人のみ
③部屋は一つ
■当スクールの強み
①駅前すぐ(地方の人は通いやすい)②夜間あり(サラリーマンでも通える)
③短期、基本、応用コースあり ④受講費がとても安い
⑤独立・就職支援あり ⑥分割可
■強みを中心に宣伝
①2か月間、検索エンジン広告で試したがイマイチ
②ディスプレイ広告 成果多数→費用帯効果がとてもよい