前回に引き続き、クリニックの集客「急な患者減少への対処法」について解説します。
キーワード設定
キーワード設定について詳しく説明をすると、1時間かけても終わらないので詳細は省きますが、簡単に述べれば「地域名+症状」「地域名+サービス名」のように設定するのが一般的です。
一例をあげれば、「更年期障害 世田谷」「更年期障害 ●●駅」とか「柏市 歯科医」「相模原 心療内科」になります。こういったキーワードで設定すれば、大きく間違えることはないと思います。
ライバルの集客法の調査
後、他に何を「要調査」したかというと、ライバルの集客法や患者の評判になります。ここで「要調査」と書きましたが、患者が急に減ったというのは、何か理由があるわけなんですね。
患者が来ない状態が一時的でなく、しばらく続いたということなので、私なりに調べたところ、駅前の大きなクリニックが広告に力を相当入れていたことが確認できました。
今まではそこまで広告に力を入れていなかったようですが、最近になって広告に力を入れるようになったようです。この駅前のクリニックに新患がかなり流れていたようだったんですね。
そこで、こちらでも広告を積極的に出すことにしました。もし、このまま放置していたら、新患はずっと取られたままだったと思っております。
ライバルの口コミ調査
あと、口コミサイトなどでライバルの口コミ(評判)を見てみると患者の本音が書かれているんですね。
新患で来られる人は、けっこう口コミサイトを見ています。口コミサイトをみて「ここはいいかな、どうかな」というのを判断することが多くなりましたので、今後もこの傾向はもっと強くなると思います。
そこでライバルの口コミを見たら口コミ投稿数はたくさんあったのですが、評判がいまいちだったんですよね。機械的にやってしまっていて、一人一人の診察が雑なイメージが伝わってきたんですね。
これに対し、依頼のあったクリニックは、「一人一人を大切にする」ことを社是としていましたので、口コミもよかったんですね。この「一人一人を大切にする」というところをもう少し目立つようにアピールしたところ、広告の効果も重なって新患さんがこちらに流れてくるようになったんですね。
このように自分のクリニックだけでなく、ライバルが何をやっているのか、又は口コミの評価を調べることによって、解決方法が見えてくることがあります。
「一人一人をしっかり診療してほしい」と思っている患者からすれば、「治療が機械的で雑」というクリニックよりも、「一人一人を大切にする」クリニックにちょうどミートしたわけなんですね。
このようにライバルをよく調査することが重要になってくるのです。(続く)
クリニックの集客「急な患者減少への対処法」
1.急な患者減少に対し、4日後に予約でいっぱいにした集客法
2.ネットによる集客(PPC広告)
3.地域設定→PPC業者に丸投げしない
4.宣伝の優先順位
5.ライバルの集客法・患者の評判を要調査
6.シンデレラの可能性~新しい収益の柱を見つける方法