次回に引き続き、車の整備工場の集客・宣伝法について解説してまいります。

ものづくり・技術者出身の経営者に多い宣伝軽視の考え

「サービス業」という定義ですが、サービス業はかなり広範囲の業種があり、実は車の整備・修理業はサービス業に分類されるんですね。

ずっとブログを読んでいる人には、ややしつこいと思われるかもしれませんが、技術サービスを中心に行っている会社の社長さんは技術者出身が多く、確かに腕がすごく情熱もあり、修理や整備の技術はピカイチです。

デフレが長年脱却できない時代でもありますので、資本の少ない中小企業でいいかげんな社長が経営していたらほとんど潰れてしまいます。こういった中、長年生き残っている社長さんは本当にしっかりして素晴らしい人ばかりと感じております。

ただ、宣伝軽視の考え方が強いんですね。「いや、宣伝も一生懸命にやっているんだよ」って言われるかもしれないですが、例えば順調にいっている中小企業ほど宣伝に力を入れていることが多いのですね。そういった会社と比べると、「あれ、本当に力入れているのかな?」と思えるところがあるのですね。

また、ものづくりや技術的な仕事をしている人からすると、宣伝や集客を生業をしている人たちが軽く見られてしまうことがときどきありますので、少しショックを受けることがあります。

実際、今回紹介しているお客様も最初にお会いしたとき、そのような雰囲気を感じた次第でありました汗。

ただ、実際にその後、集客に成功すると「いやあ、ありがとうございます」って言われて、そのギャップがうれしく思えるのですが、相手の反応を見ますと本当に宣伝っていうのは大事なんですね。ご本人は宣伝している気持ちはあっても、宣伝していないに等しいような状況もありますので、宣伝の大切さを肝に銘じていただければと思います。

(続く)

中小企業の集客「車の整備工場編」


1.既存のサービスおよび新規事業で成功した宣伝法
2.ものづくり・技術者出身の経営者に多い宣伝軽視の考え
3.安さでなく安全・安心をメインにアピール
4.サービスをアピール
5.サービス・アピールの事例
6.経営理念の重要性