本日は治療院の創業戦略編Part3として、3番目の『女性患者のみに特化』、4番目『地域No.1戦略、オンリーワン戦略』について解説致します。
成功戦略No.3:女性患者のみに特化
これは一つの事例ですが、患者さんを増やす方法として女性患者のみに絞る方法があります。例えば、不妊以外の女性疾患に頻尿、尿漏れなどありますが、これらの疾患は他の人にしられたくないというのが普通です。
特に待合室で異性(男性)と会うことに強い抵抗を感じる人もけっして少なくないでしょう。そのため、患者を女性のみに限定する選択があります。しかし、女性患者だけに絞ると男性の患者がいなくなり、収益が下がってしまうと心配する人も多いと思います。
ただ、男性患者が減っても、それ以上に女性患者が増えることが多いのです。その結果、トータルで患者が増えて増収増益になっていくわけなんですよね。
このように、特定の疾患や男女の対象を絞って治療を行い、売上増加を図る方法があります。
成功戦略No.4:地域No.1戦略、オンリーワン戦略
次に4番目の地域ナンバーワン戦略について解説しますが、ニーズがあるけど手薄の市場というものがあるわけなんですね。大都市となるとさすがに様々な治療院が存在して競争が激しいですが、人口10万人、あるいは20万人以内の市町村なら、手薄の市場が存在している可能性が大いにあります。
さすがに腰痛や肩こりを行っている治療院はどの地域でも行っており、市町村によっては厳しいかもしれません。また、不妊や骨盤矯正を行っている整体院、鍼灸院、クリニックは市町村に存在しないところもたくさんありますが、10年前と比べると目立ち初めました。
では、肩こりではないけど五十肩とか四十肩はどうでしょうか。この症状で悩んでいるは多いですが、これらの治療を地元で宣伝している治療院がどれだけあるかと、まだまだ少ない感じですね。
自律神経失調症で悩んでいる人は、今、非常に多いいです。自律神経失調症の治療を行っている整体院や鍼灸院は存在していますが、それほど告知していないにも関わらず患者さんは多く来るわけです。
このように、ニーズはあるけど、手薄な市場というのがあります。自律神経失調症は東洋医学的に言えば、体のバランスを崩れた状態です。体のバランスを整えることを治療の目的とする鍼灸師が得意な分野ともいえますね。
よって、こういうところから参入していくと軌道に乗り、地域NO,1、地域オンリーワンになる可能性が高いと思います。また、意外に思われるかもしれないですが、地域ナンバーワン・オンリーワン戦略を行うことによって実は、地元以外の人の来院数も増えてくるようになります。
なぜなら、専門特化して行っている治療院は多くはないです。近くの専門治療院で施術を行ったがダメだった。そこで他の治療院を探すようになります。しかし、専門治療を行っている治療は少なく、近くにそうそうないです。そこで評判の良いところだったら、遠くでも行こうかなということになるわけなんですよね。
地域ナンバーワン・オンリーワン戦略を行うことで地元だけでなく、遠くから治療に来られるケースが増えるようになります。
(次回に続く)
治療院の成功戦略①「創業戦略編」
治療院の成功戦略「創業戦略編」
1.治療院グループ8院まで展開成功。年々、増収増益を達成した秘訣
2.創業期の苦境を一点突破で乗り切り、地域No.1を実現した方法
3.消費増税後の未曽有の危機を乗り越えた緊急大型受注の獲得
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8.競争過多の社労士業界で勝ち残る事業戦略
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