本日は治療院の創業戦略編Part4として、NO.5『得意分野で勝負する』、NO.6『ニーズがあるかをよく調べる』、NO.7『軌道に乗っている治療院を研究する』について解説致します。

成功戦略No.5:得意分野で勝負する

あとは、当然、得意分野で勝負するということです。もし、現時点で得意分野がなければ、これから得意分野を作っていくことが大切になります。では、どうやて得意分野を見つけるかといえば、「興味関心の強い分野」「長く続けたい分野」「使命感を感じる分野」にヒントがあります。

例えば「私はスポーツは大嫌いなので、全然やりません。だけど、スポーツ関連の治療を行う」と言っていたらまず続かないですね。それから美容に全く関心のない人が美容関連の施術をやっても長くは続かないでしょう。関心がない分野でやっても、お客様や患者さんの心をつかむことはまず難しいのですね。

やはり、「得意である」「強い関心をもっている」「使命感を感じる」分野で勝負することが成功の鍵になります。

成功戦略No.6:ニーズがあるかをよく調べる

後、6番目はニーズがあるかどうかよく調べる必要があります。例えば、「特殊のオイルを見つけたので、これを施術に取り入れたらきっと患者さんが喜ぶ」と思ってそれを実行したところ、いまいち評判がよくなかったのです。
オイルマッサージをしに来たならともかく、別に患者さんはオイル使ってほしいわけではわけなんですよね。

あるいは電磁波フリーを取り入れてそれを全面的に宣伝したところ、患者さんがかえって減ってしまったということもありました。確かに電磁波を防止できた方がいいけど、それが全面に出すぎてしまい、治療院の一番の「ウリ」が伝わらなくなってしまったのですね。

患者さんはそこまで望んでいいなかったんですよね。だからニーズがあるかどうかを、よく調べる必要があります。

軌道に乗っている治療院を研究する

それから、7番目『軌道に乗っている治療院を研究する』とありますが、一歩二歩、先を進んでいる治療院を研究すると、本当に多くのヒントがあります。ただ、あんまり先を行き過ぎている治療院、例えば、全国でトップクラスの治療院や多店舗展開をしている治療院を調べても、創業期の自分の治療院と実態が離れすぎてしまい、意外に参考にならないこともあるわけなんですよね。

例えば、患者さんが来ていないのに、グループ院経営をしている予約管理・メール配信システムを入れても操作を覚えるのに手間と時間がかかってしまうのと、余計な費用がかかるだけです。

だから、起業したばかりのときは、全国で有名な治療院よりも、一人で施術を行っていて、何年も運営できている治療院を調べたほうがたくさんのヒントがみつけやすいのです。

(次回に続く)

治療院の成功戦略「創業戦略編」


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