無料キャンペーン以外にも0円で販売できる
Amazon Kindle本を無料キャンペーン後も、ずっと0円、無料で販売する方法を解説いたします。
Amazonの売れ筋ランキングには「有料」と「無料」があります。この無料ランキングには0円、無料で販売している電子書籍が表示されています。
電子書籍を0円で販売すると、電子書籍が一気に売れることがよくあります。
これはもちろん、電子書籍で利益を得ることを目的としているのではなく、宣伝や顧客リストを獲得するための有効な手段として、無料販売を活用しているケースが多いです。
Amazon Kindleで無料販売を行うには、通常、「KDPセレクト」に登録して、「無料キャンペーン」を依頼する必要があります。そして無料キャンペーンは最大5日間、実施できます。
ただ、この無料ランキングを見てみますと、「無料キャンペーン」を行っていないにも関わらず、0円で販売している電子書籍が見受けられます。
一体これは、どうしてでしょうか。
プライスマッチを活用すれば、無料販売ができる
Amazonには「プライスマッチ」という制度があります。
例えば、家電量販店に電化商品を買いに行った時、「当店ではどこよりも安く販売致します」「当店より安く販売しているお店がありましたら、それよりも安く販売します」のようなアナウンスを一度は聞いたことがあるかと思います。
Amazonのプライスマッチとはまさにこのことを言い、他の電子書籍販売サイトよりも安く販売すると趣旨がプライスマッチになります。
例えば、Amazon以外の代表的な電子書籍販売サイトとして、楽天Koboがあります。
あなたの電子書籍が楽天Koboでも販売されていた時、Amazonは楽天koboよりも安く販売する方針を掲げているのです。
さらに例をあげると、楽天Koboであなたの電子書籍を99円で販売し、一方Amazonでは、100円で販売しているとします。
この場合、Amazonのプライスマッチを適用すると、楽天より高く売るわけにはいきません。そこで Amazonでは99円、もしくは99円を下回る価格で販売する必要が生じてくるのです。
Amazon Kindleでずっと0円で販売するためには、このAmazonプライスマッチのルールを活用すればよいのです。
他の電子書籍サイトで0円販売すれば、アマゾンで0円で販売できる
ここで楽天Koboで価格0円で販売したとします。そうなるとAmazonでもプライスマッチの特性上、楽天と同等、もしくは安い価格で販売する必要が生じます。
そこでAmazonも0円、無料で販売できるプライスマッチが適用されるようになります。
プライスマッチを適用する手順
このAmazonプライスマッチの申請手順は次のとおりです。
はじめに、Amazon以外の電子書籍販売サイトで、あなたの電子書籍を登録し、0円で販売します。
(※Amazon以外でも多くの電子書籍販売サービスがありますが、楽天KOBOが有名なので、楽天KOBOを推奨しています)
0円販売が開始された時点で、Amazon Kindleのサポートセンターにプライスマッチの適用を申請するだけで、Amazonでも0円販売が実現します。
プライスマッチを適用する前の注意点
大半の場合は、プライスマッチが適用されますが、ここで注意点があります。
Amazonの「KDPセレクト」に登録されている間は、Amazonで独占販売の契約が交わされていることになります。
Amazonの「KDPセレクト」に登録されている間は、他の電子書籍販売サービスで、Amazonで販売されている電子書籍を販売することはできません。
「KDP セレクト」は、無料キャンペーンを行うときには登録が必要になります。
そして無料キャンペーンを実施して90日間は、KDP セレクトが契約された状態にあります。
このKDPセレクトが解除されている状態でないと、プライスマッチの申請を行えません。
KDP セレクトが登録したまま、楽天KOBOで販売した場合規約違反になり、最悪アカウント停止にもなりかねません。
必ず KDPセレクトが登録されていないことを確認してから、楽天Kobo での販売およびプライスマッチの申請を行うようにしましょう。