宣伝の考え方に大きな違いあり

まず二人の治療家を比較すると宣伝の考え方に大きな違いがありました。2人ともインターネット音痴でまったくダメでした。ネットのセンスは2人ともほとんどなかったのですが、成功した治療家は、「これからは自分で宣伝できなくてはいけないし、インターネット宣伝は必要だ」と強く感じてました。

これに対し、失敗した治療家は、「苦手だから宣伝はやらない。インターネットはとても受け付けられない」という感じで全面拒否でした。

成功した治療家は、当初、ネットは全然できなくひいひい言っていたようです。多くの人々は、ブログの初期登録は簡単にできてしまいますが、それすらずいぶん苦労したくらい大変だったんですね。

インターネット集客は、今後トレンドになってくると考えていましたが、ホームページの制作を外注する資金がなく、ホームページが作れませんでした。それでブログを作りはじめたんですね。ネットはとても苦手だけど、自分で習得するしかなく、少しずつ使い方を覚えるしかありません。ただ、何年もやっているうちに、次第に使い方を覚えていくわけなんですね。

まずはプロフィールを変えたり、患者さんの感想を記事に投稿することから初めていきました。次に「カテゴリーを少し充実しよう。まずは腰痛の治療、次に頭痛の治療・・・」というふうに、徐々に記事を増やし、操作に慣れていったのですね。

事業の柱は骨盤調整を中心にして内容を充実していきましたが、他の治療についても少しずつ記事を増やしていきました。あとは治療前と治療後の写真、いわゆるビフォー・アフターの様子などを加えたり、どんどん自分で編集していったんですね。このようなことを数年繰り返した結果、インターネットから集客ができるようになりました。

治療院の多くは、ホームページ制作や編集を外注先に丸投げするのが普通です。しかし、ここで紹介した成功した治療家は、ネットが大の苦手という弱点を見事、得意分野に変えてしまったのです。

ブログが使えるだけでなく、編集もできるようになり、外注に依頼する必要がなくなりました。これが他の治療院との差別化になり、さらなる強みになったわけなんですね。

最後まで粘り抜く

結果として、片方の治療家は繁盛して、片方の治療家は撤退しました。2人の間には、販売、特にインターネットの宣伝に対して大きな考え方の違いがありました。

「お金がなく、苦手だからネット宣伝はやらない」ではなく、「お金もなくネットは苦手だが、自分で少しずつでも覚えていく」ということをやってのけた結果、失敗した治療家、成功した治療家に分かれたわけなんですね。やはり、最後まで粘り抜くことが大事です。

あと、我慢して苦労するだけではだめで、何か手を進めなきゃいけないんですね。何もしなければ、いくら「苦労している」「忙しい」と言っても、何も進みません。

ネット集客は、畑の一鍬みたいなものです。畑は何列もあります。その列を作るも全て一鍬、一鍬の繰り返しです。「一鍬が大変なのでやらない」ってわけにはいかないのですね。

一鍬一鍬加えて1列ができ、また一鍬一鍬加えて2列目ができる・・・。
これはネット集客でもいえるし、他のことでも言えると思います。

今でもそのブログをメインの集客で利用しており、自分でブログ(ホームページ)を編集できる治療家として頑張っております。

骨盤矯正で成功した治療家、失敗した治療家の違い


1.骨盤矯正で成功した治療家、失敗した治療家の違い
2.初期の頃、集客に苦労するのはどちらも同じ
3.能力・施術の経験は失敗した治療家の方が優れていた
4.宣伝の考え方に大きな違いあり
5.最後まで粘り抜く